ここではEF66形電気機関車について説明しています。
EF66の誕生から0番代、100番代、そして更新・廃車などについて書いています。
個人的に調べたデータですので、間違いなどあれば優しくご指摘いただけると幸いです。


国鉄型直流電気機関車EF66

●製造初年月/1968年(昭和43年)7月 ●最大寸法(長・幅・高)/18.2m・2.8m・4.21m ●自重/100.8t ●軸配置/B-B-B
●台車形式/DT133(主台車)、DT134(中間台車) ●主電動機形式/MT56 ●定格出力/650×6=3,900kw/h

EF66図面

 1966年(昭和41年)10月のダイヤ改正で、東海道・山陽本線(下関〜東京)に高速直行貨物列車の運転が開始された。
 当時はEF65F形重連で運転を実施していた1,000トン牽引での100km/h走行運用であったが、これを1両でまかなうために開発されたのがこのEF66形である。

 EF66の開発に先立ち、1966年(昭和41年)9月に試作機ナンバー「EF901」が川崎車輌で落成した。
EF66の試作機、901号機
 それまで箱型だった電気機関車に対し、このEF90形は、尖った鼻先に高い運転台、そして特急のシンボルマークを組み合わせたナンバープレート、さらに貨物機であるにもかかわらず青とクリームのツートンで側面には帯付き、いわゆる特急色を纏っての登場だった。
 また、走行性能にあっても、MT56主電動機の出力を650kwとし(これはEF65形のMT52の425kwの約1.5倍)、1時間定格出力は3,900kwと破格のパワーで、当時の電気機関車としては世界最高であった。
 台車には電気機関車では初めての空気バネを採用し、駆動方式もバネ下重量の軽減を図り、高速性能を高めている。

 この試作車での試験結果をベースに、1968年(昭和43年)からEF66形量産車の製造が開始され、試作機「EF901」は量産化改造を受けた後の1969年に「EF66 901」へと改番された。


その1 〜0番代、一次車と二次車の区分など〜

その2 〜100番代登場と、0番代の更新工事〜

その3 〜JR貨物新更新機登場〜

その4 〜原色復活!?〜

その5 〜廃車について〜

その6 〜EF66の保存について〜

その7 〜EF66、晩年の活躍シーン〜

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