何で私が知らない先輩達から呼び出されるわけ?
どっかで見たことある気がするけど……あぁ、テニスコートのトコで黄色い悲鳴上げてるミーハー達か。
何で私がそんな人たちに囲まれなきゃならないわけ?私はを探してたのに………どこかしら…?
「アンタ、マネージャーだからって何一人で良い思いしてんのよ。」
「ウザイのよ。目障りだから止めてくれない?」
…もしかして私って嫉妬されてるわけ?言っとくけど、私は青学の男子テニス部員には興味はないわ。
テニスだってそこまで強いとは言い難いし…だいたい、以外には興味ないわよ。
「ちょっとッ!聞いてるのッ!!」
「聞いてますよ。で?先輩たちは私にどうして欲しいんですか?」
こんなのにまともに構ってる時間が勿体無いわ。早くしないと休憩が終わっちゃうじゃない。
「アンタがマネージャーをするの、手塚君達困ってるんだからアンタがマネージャーを止めればいいのよ。」
「そしたら誰がマネージャーの仕事するんですか?」
ただ私はマネージャーの仕事をしてるだけじゃない。部活中に私語をすることなんてないし、みたいにバカなことはしてないわ。
「ッ!!!生意気なのよッ!アンタッ!!!!!」
ちょっとッ!その振り上げた手をどうするつもりよ!言葉で返せなかったら今度は暴力?
弱い人間ってコレだから嫌いなのよ!
「それくらいにしてあげたらいかがですか?先輩。」
……?…なんでがここにいるの…?
「誰よアンタッ!」
「ただの通りすがりです。そこを通ったら声が聞こえたものですから、何かあったのかなと思いまして。」
…なんでこの状況ではこんなに爽やかなのよ…あぁッ!何人かにメロメロだしッ!
でも私に手を振り上げた人はのこと睨んでたけど…。
でもはすっごい綺麗な笑みを浮かべて…。
「そんな怖い顔しないで下さい。笑顔の方が素敵だと思いますよ?」
……ナンパしてるわけじゃないんだから…惚れられちゃったらどうするわけ?
あーぁ…ついに全員顔赤らめたし。目立ちたくないって言ってたのにめちゃめちゃ目立つわよ?…後々にね。
あ、予鈴が鳴っちゃったわ。
「先輩、予鈴が鳴ってしまったので失礼しますね。先輩方も早く戻られないと遅刻しますよ?」
「あ…うん、そうね。…ねぇ、君、名前と学年教えてくれない?」
ちょっと!になんてこと聞くのよ!しかもそんな男を誘うような気持ち悪い声出してッ!
もよ!何でそいつ等にちゃんと対応してるのよ!なんかムカツクわッ!!!
「…1年生なんで…名前を教えても分からないと思いますよ?」
…なんだ…、名前教える気なかったんだ。ちょっと安心。
「…?こんなとこで何してんの?」
「リョーマ。別に、何でもないよ。」
越前!ナイスタイミングよ!
「どうでもいいけど、もも、授業、始まるよ。」
「そうだね。では、先輩失礼しますね。」
は先輩たちに軽く会釈してから越前のところに行った。
「…先輩、私、レギュラーの人達には興味ないですから。安心してください。それじゃ。」
…って、私の話はもう聞いてないわね。のことで頭がいっぱいみたい。
…が女だって知ったらどんな顔するのかしら…バカよね…
「、大丈夫?」
「大丈夫よ。と越前のおかげでね。」
「?…俺何もしてないじゃん。」
「いいのよ、知らなくて。」
結果的にと越前のおかげよね、抜け出せたのって。しっかし…こんなに早く目を付けられるとは思ってなかったわ…。
スミレちゃんの言ってた通りね。私立でもどこでも、あぁいうのはいるもんだわ。
「早く行かないと始まるよ。」
…越前、助けてくれたことには感謝してるけど…もう少し愛想良くしてみたら?少しはモテるわよ?
…って私も人のこと言えないけど…。
「教室に戻ろう?。」
…の優しい笑みは昔から変わらない…越前に会ってから笑顔がもっと綺麗になった気がする…。
悔しいけど…に特別なのよね、越前って…会ってまだそんなに経ってないのに…。
…ちょっと…羨ましいかな…?



なんか最後に話がズレたような気がしますが…気にしないでいよう、ウン。
原作沿いなのにこんなん原作にはありはしないけど…夢だから…こんなモンだろうね。