更新:令和3年5月13日 

 


介護職員等特定処遇改善加算とは

 技能・経験のある介護職員の処遇改善を目的に、介護報酬をさらに加算して支給する制度です。
特定処遇改善加算を取得すると、既存の処遇改善加算に上乗せする形で介護報酬が加算されます。
加算を受けるためには、下記の取得要件を満たす必要があります。


●現行の処遇改善加算T〜Vを算定していること

●職場環境要件について「資質の向上」、「労働環境・処遇の改善」、「その他」の区分で、それ
ぞれ1つ以上取り組んでいること

●介護職員処遇改善加算に基づく取組について、ホームページへの掲載等を通じた見える化を行っ
ていること




賃上げのルールの決定


 当苑では、経験・技能のある介護職員を定義した上で、全ての職員を「A:経験・
技能のある介護職員」、「B:その他の介護職員」、「C:介護職員以外の職員」に分
けています。


●Aを定義する際のルール
  はなの苑の介護職員として勤続10年以上かつ介護福祉士資格を有し早出・日勤・遅出・夜勤の勤務
に就いている職員、又は勤続10年未満のはなの苑で介護主任・介護副主任に就いている職員

●Bを定義する際のルール
  はなの苑の介護職員として勤続10年未満の介護福祉士資格を有する職員又は勤続10年以上の介護福
祉士資格を有しない職員、またはAの定義を完全に満たさない職員

●Cを定義する際のルール
  特養 デイサ―ビスに所属する介護職以外の職員(看護師 調理師 事務員等)




職場環境等要件について


  複数の取組を行い、「資質の向上」、「労働環境・処遇の改善」及び「その他」につ
いて、それぞれ1つ以上の取組を行う必要があります。当苑では、見える化要件に基づ
き、賃金改善以外の処遇改善の取組について下記にてお知らせいたします。

(実施要件には、文頭にを付けています。)

資質の向上
働きながら介護福祉士取得を目指す者に対する実務者研修受講支援や、より専門性の
高い介護技術を取得しようとする者に対する喀痰吸引、認知症ケア、サービス提供責任者
研修、中堅職員に対するマネジメント研修の受講支援(研修受講時の他の介護職員の負担
を軽減するための代替職員確保を含む)
研修の受講やキャリア段位制度と人事考課との連動
小規模事業者の共同による採用・人事ローテーション・研修のための制度構築
キャリアパス要件に該当する事項(キャリアパス要件を満たしていない介護事業者に
限る)
その他
労働環境・処遇
の改善

新人介護職員の早期離職防止のためのエルダー・メンター(新人指導担当者)制度等
導入
雇用管理改善のための管理者の労働・安全衛生法規、休暇・休職制度に関わる研修受講等による雇用管理改善対策の充実
ICT活用(ケア内容や申し送り事項の共有(事業所内に加えタブレット端末を活用し訪
問先でアクセスを可能にすること等を含む)による介護職員の事務負担軽減、個々の利用
者へのサ ービス履歴・訪問介護員の出勤情報管理によるサービス提供責任者のシフト管理
に係る事務負担軽減、利用者情報蓄積による利用者個々の特性に応じたサービス提供等)
による業務省力化
介護職員の腰痛対策を含む負担軽減のための介護ロボットやリフト等の介護機器等導入
子育てとの両立を目指す者のための育児休業制度等の充実、事業所内保育施設の整備
ミーティング等による職場内コミュニケーションの円滑化による個々の介護職員の気づきを踏まえた勤務環境やケア内容の改善
事故・トラブルへの対応マニュアル等の作成による責任の所在の明確化
健康診断・こころの健康等の健康管理面の強化、職員休憩室・分煙スペース等の整備
その他
その他
介護サービス情報公表制度の活用による経営・人材育成理念の見える化
中途採用者(他産業からの転職者、主婦層、中高年齢等)特化した人事制度の確立(勤務シフトの配慮、短期時間正規職員制度の導入等)
障害を有する者でも働きやすい職場環境構築や勤務シフト配慮
地域の児童・生徒や住民との交流による地域包括ケアの一員としてのモチベーション向上
非正規職員から正規職員への転換
職員の増員による業務負担の軽減
その他





ページTOPへ