今度、アメリカチームと試合する為のチームを決めるJr選抜の合宿があるそうだ

「・・・で、それがどうかしたんですか?竜崎先生。」
  はある喫茶店で青学男子テニス部顧問の竜崎先生と会っていた。
 今度、Jr選抜の合宿があるという話を持ち出されだからどうしたんだという感じでは注文したコーヒーを口にした。
「それでだ。是非ともに合宿に参加してほしいんだよ。」
「・・・私にですか?」
 カチャ、と小さな音を立ててカップを置いた。
 の表情に少し真剣味が見られる。
「何として参加しろって言うんですか。私はテニスはもうしませんよ?」
「まぁ、最後まで聞いてくれ。実はそのメンバーを決めるのに、是非の意見が聞きたいんだよ。」
「・・・はぁ・・・」
「まぁ、人手が足りないからな。仕事を手伝ってほしいというのもある。」
「・・・はぁ・・・」
 もう、いろいろと話を進められマトモな返事になっていなかった。
「なんとか引き受けてはくれないかい?」
 は少し考え、コーヒーを口にした。
「分かりました。竜崎先生には借りもありますし。」
「そうかい!助かるよ。」
「その代わり、夜になったら・・・」
「あぁ、それに関しては特に何も言わないよ。」
 そうですか、とは少し安心したようだった。
「で、結局、私はそこで何をすればいいんですか?」
 溜息をひとつ吐くと再びコーヒーを口にした。
「まぁ、マネージャーのようなものだよ。なら大丈夫だろ。」
「仕事はちゃんとしますよ。」
 口元に小さな笑みを浮かべては言った。
「よろしくお願いします。竜崎先生。」
「こちらこそ、よろしく頼むよ。」
 そういってと竜崎先生はコーヒーを飲み干した。