あー、あったけぇ…
こんな日に堅っくるしい式なんて出てられねぇよ。
眠ぃしさー。
とに「一緒にサボるかー?」って聞いたらすんなりOKするし。
流石、俺のダチ★
…てか何では学ラン着てんだ?
俺達はめちゃめちゃ気持ちのいい昼寝スポットを発見して早速占拠した。
桜が舞ってて綺麗だし、気温も湿度も丁度いいし。
木の下で早速俺は芝生の上にダイブした。
流石、私立だ。整備(?)もばっちりだな。
あー気持ちいー…。
こんな日はテニスしてぇ…
と試合してぇ…
…そういやここのテニス部って強いんだってなー。
まぁ、の親父さんが通ってたからなぁ。
でも、俺は目立つの嫌だし、面倒だからテニス部には入らんけどな。
俺はテニス部より帰宅部だ。
部活なんざ面倒でやってられねぇし。
俺は日本じゃ無名だから何もしなけりゃ目立たんだろうし。
ととテニスできりゃそれでいいや。
あー、眠ぃー。
「そろそろ入学式が終わるかな。」
が腕時計を見ながら俺たちに言った。
何でかねー、ってどんな仕草をしても絵になるんだよねー。
女なのに男よりかっこいいしなー。
でも男の俺から見たら、女にちゃんと見えるしな。
女からも男からもモテるだろーなー、コイツ…
俺はそれを楽しんで見てるつもりだけど(笑)
「そーだなぁ。そろそろ教室に行く?」
俺もそろそろ教室に行ったほうが良いかと思って勢いよく上半身を起こした。
隣で寝転がってるを見ると頷いてた。
「そうね。流石にHRに遅刻は勘弁だわ。」
も上半身をゆっくりと起こした。
ん〜。って伸びーしてる。
そりゃぁなぁ、ここ気持ちいいもんなー。
起き上がろうとしてるにが手を差し出すのを見ると紳士だーって思った。
これもめちゃめちゃ絵になってるなー。
ここまで綺麗だとの遺伝子構造どーなってんだろーとか思うのは俺だけ?
そんなこと考えながら俺も跳ぶようにして立ち上がった。
俺、バランス感覚には自信があるよー。
「行くか。」
との方を見ると頷いてくれた。
「そうだね。」
桜がさらに舞って、の髪の毛を揺らしてる。
やっぱり綺麗だー。絵になってるよー。
多分、も同じこと考えてると思う。
教室に向かう途中でお昼寝してる人を発見★
近くにテニスバッグが置いてあるからテニス部なんかなー?
ま、俺には関係ねぇや。
よーし!!!
楽しむぜ!中学生活!!!
青春するぜ★


