初めて見た時から面白そうな子達だとは思ったけどねー。
何か、めちゃめちゃ興味あるにゃ〜。
俺は昼休みになって、校舎の裏側に行ったんだ。
あそこってあんまり人が来ないから昼寝するには最高なんだよね〜。…と思って行ってみたら、先客がいたんだよねー。
「…この子は確か…」
手塚の名前を大声で叫んでた子だよね?…名前聞くの忘れてた。
「ねぇねぇ、君ー。起きてー。」
「んー…?…あ、確かテニス部の人…」
あらら、完全に寝ぼけちゃってるよ〜。ま、いいか。どうせ俺も昼寝しに来たんだし。
「俺は菊丸英二。君はー?」
お、だんだん目が覚めてきたみたいだにゃ。
「あ、俺、って言いますー。先輩は何しに来たんですかー…?」
「そりゃぁと同じことに決まってんジャン★」
だってここってかなりベストな昼寝スポットだからにゃ〜。
「おおー…ここにも仲間がー…コレでに怒られずに済むかもー…」
「へ?ちゃんに?何で怒られんの???」
「寝過ぎだって怒られるんですよー。酷いと思いません?」
うわぁ、ちゃんって結構キツいんだなー。
「そういえばあの子は?」
「…あの子……あぁ、あのメチャメチャ綺麗な学ラン着た女の子の事ですかー?」
「うん、そうそう。綺麗だなーって思ったけどやっぱり女の子だったんだ。」
「ここで寝てたらたぶん来ると思いますからー。本人に聞いてくださいなー。」
…むー、気になるけど…ま、いっか★
「隣で寝て良いかにゃ?」
「良いですよー。大歓迎でーす。」
やっぱコイツ良いな!うん!これから俺の良き後輩決定★(←自己決断)
良いって言われたから早速横になろーっと。…ふあぁ…良い天気だにゃー…
「おい、英二!起きろ!」
「ん〜…」
…何か大石の声がするー…でも眠い〜…
「…菊丸先輩…起きて下さい。そろそろ予鈴が鳴りますよ?」
…大石じゃない人が呼んでる…誰ー?…目を開けてみたら、すっごい綺麗な顔が近くにあったんだ…すっごいびっくりして目が覚めちゃった。
「…目が覚めましたか?菊丸先輩。……起きて?」
俺が起きたと分かったら、その子は隣で寝てたを起こしてた。上半身を起こして伸びーをした後、ゆっくり周りを見渡してみた。
「…あれ?大石、何でここにいんの?」
…さっきの声はやっぱり大石だったんだにゃ…隣を見たら、学ランを着た凄く綺麗な顔の子が俺に話しかけてきた。
「大石先輩、菊丸先輩を探していたんですよ?」
あ、そうなんだ…
「え、そうなの?ごめん、大石ー。」
大石は少し呆れたような顔してるけど、良いじゃん、別にさー。色々考えてたら、予鈴が鳴った。
「…、予鈴が鳴ったよ。早く起きて?」
「…むー…」
…ってなかなか起きないんだなー…そう思ってたらちゃんがに近づいてって…
「あぁもうッ!さっさと起きなさいよッ!!!」
バシッて良い音が響いた。…うわぁ、あれ痛そー…
「痛い…のバカー。気持ち良かったのにー。」
「予鈴が鳴ったわよッ!が起こしてるんだから、早く起きなさい!!!」
…なんか姉弟みたいだにゃー…そういえば、ちゃんがとは親戚同士だって言ってたっけ?
あ、そうだ。名前聞かないと…。
「ねぇねぇ、君、名前教えてー。」
「英二先輩、が女の子で可愛いからってナンパしちゃダメー。」
「えー、良いじゃん、別にー。」
だいたい、本人に聞けって言ったのはじゃんかー。やっぱいきなり聞いたのは拙かったかにゃー?
驚いてるかな?でもその子は、すっごい優しい笑みを浮かべて、澄んだ声で名前を教えてくれたんだ。
「です。好きなように呼んで構いませんよ。」
「じゃぁ、ちゃんって呼ぶねー。」
…なんか不思議な子だな。
「ほら、そろそろ移動しないと、授業が始まるぞ。」
そっか、予鈴が鳴ったんだっけ?
「そうだね。」
「、。僕等も教室に戻ろうか。」
「そうね。」
「そうだなー。」
あの3人は本当に仲が良いんだなー。
「それじゃ、大石先輩、菊丸先輩。また部活で。」
「あぁ。」
「バイバーイ。」
思ってた通り!メチャメチャ面白そうな子達だ!部活が楽しみだね!!!


