やまねコラム9(2000.9.15)


   最近の趣味…


人生も長くやってきますと、趣味を持つことの義務感なぞ感じます。でも、やっぱり気楽にやりたいものですなぁ。

コーヒー豆煎ったり、たこやきに凝ったりは細々と続けています。一時期、包丁砥ぎに凝りかけたのですが、あのバスジャック事件の犯人が牛刀なるものを使用したため、庭でシャーシャーと包丁砥ぐのは、ご近所の手前問題があり泣く泣くやめました。

では最近、太々と続けている趣味はといえば、

「皿洗い」またの名を「食器洗い」ですね。これほど、家人からも支持された趣味はありませんね。

まず道具としては、

・流し台

・食器乾燥機

・水道

・洗剤

・スポンジ

・洗い桶

が主なものとなります(主でないものは今のところありませんが)

この趣味では

 1.段取りよく

 2.短時間で

 3.水の量を極力少なく

 4.美しく

 5.楽しく

がプロの五原則と言われています(誰が言ってるんだ)。

まず手順としては、皿物、椀物、コップ物、箸物(スプーン含)におおまかに分けます。そして、洗い桶を活用し、食器が多い場合桶に浸すものを汚れ具合からすばやく判断し、桶に入らないものは直接洗いにかかります。これらが段取り・短時間・水の量の三原則を達成するための近道となります。(ここまで読みつづけて頂いてるあなた、ヒマですか?)最初に鍋類は桶を使わず早く洗ってしまいましょう。それから、大きい皿を洗って箸物の置き場所を確保することも忘れてはなりません。椀物のうち汁椀は底の部分をきちんと洗わないと乾燥後白く汚れが残りがちです。箸は全部まとめてジャラジャラと洗う人がいますが、何度か仕上げが悪いものが見られたので、1膳ずつつまり2本ずつ洗うようにしています。油物はぬめりが残りがちなので、スポンジ2個用意して、まず油汚れ専用スポンジで粗洗いをしてから仕上げ洗いしています。そうそう、ご飯の釜があるときは、最初にお湯を入れておいて最後に洗うとご飯のこびりついたのが良く取れます。(うちの釜は古いのでテフロン加工はほとんど役に立っていないのです)コップは曇りが残らないよう、傷がつかないよう細心の注意が必要です。(ええっ!まだ読みつづけてるの、あなた)1回目の洗剤による洗いがすべて終わったら…。そういえば、最近の洗剤は少量ですごいパワーがあります。これに慣れるまではつい以前のように大量に洗剤をつけてしまったものでした。スポンジの除菌をするタイプのものもありますね。でも過信はやめましょう。それと、最近の洗剤は手がすべりやすいので皿やコップなど落とさないよう注意しましょうね。最大の難関は、楽しくこの趣味に臨むことです。いやいややるのは趣味とはいえません。私の場合は、何を考えながら流し台に向かうのかをポイントと考えています。「うーん、これはピーターラビットのカップだな」などと考えながらやるのは、まあせいぜい初心者のときです。全く皿洗いとは違うことを考えるのです。いつもテーマを決めて、深く…(だんだん恐い世界になってきましたね)

疲れたので終わり。


トップへ戻る