再び戦いが始まる。
誰かが望んだわけでもなく、誰かが願ったわけでもない。
だが、戦いは、起こり、そして・・・
大切な者を奪っていく・・・
総員、第一戦闘配備の放送が艦内を支配し、そこにいた者たちに不安を与えた。
醜い人間の争いは、止まるとこらを知らない・・・
殺し合うことしか知らず、過ちだけを繰り返す・・・。
「ラクス。」
「様。」
がラクスの部屋を訪れたとき、彼女は歌っていた。
早く戦いが終わるよう祈りながら・・・
彼女は再び歌いだす。
は、瞳をとじてラクスの歌に耳を傾けた。
・・・と、いきなりドアが開き、ドアの方を見ると、先日、「コーディネイターのくせに!!」 と
ラクスを怒鳴りつけた少女と、その友人と思われる少年。
赤い髪の少女は、ラクスの腕を強引に掴んだ。
は、その腕を、すぐに引き離し、ラクスをかばうような体制になった。
「どいてよ!!邪魔しないで!!!」
「貴様の邪魔をしているつもりはない。大体、私がどのような行動をしようと私の勝手だ。」
「そんなこと、どうでもいいわ!! 早くどいてよ!!
早くしないと・・・パパが・・・っ・・・・・・・・・・・どきなさい!早く!!!」
「断る。」
ただ焦っているフレイに対し、は引こうとはしなかった。
そこにいた少年は、フレイを止めることができず、ただ呆然とするしかなかった。
フレイは、に掴みかかった。
は、ラクスを庇うため、体の向きを変えたが、その勢いが強く、壁で背中を強く打った。
「痛っ・・・」
は、予想以上の痛みを背に受けた。普通なら容易く避けられたが、
ラクスがいて、何より、自身が手加減をした。
下手に抵抗して、殺してしまっては困るから。
これは、自分自身への誓約・・・
だが、この誓約を守るために、守れなかったものがここに・・・一人。
フレイは、ラクスの腕を掴み、部屋を出た。
彼女を追って、少年も部屋を出た。
今、ここには誰もいない。 この部屋に私一人。
背中の痛みも少しひいた。
ラクスは民間人だ。おそらく、殺されることはないだろう。精々、一時期の盾といったところか・・・
今、私は行かない方がいいだろう。
今度、彼女を見れば、本当に殺してしまいそうだから・・・
殺戮を求め、また、あの頃のように、心を失ってしまうだろう。
また、彼女を殺すことをラクスは決して望まないだろう。
なら・・・あえて大人しくしとくべきだ。ここで彼女が戻るのを待とう。
を・・・・・
ラクスは、ストライクのパイロット、キラ・ヤマトによって、ザフトに帰された。
これでよかったと思った。
彼女も、やはり仲間のもとへ行くべきだと・・・思っていたから・・・。
その夜、私は暗い通路にいた。
未練があったわけじゃない。もともと、睡眠はあまり取らない方なので、寝不足による苦痛もない。
が、少し、つまらない気がした。
次の瞬間、頭に激しい痛みがした。 どうやら、後ろから殴られたらしい。
「あんたが悪いのよ。 あんたが邪魔しなかったら、パパは助かったかもしれないのに・・・」
・・・・・人殺し!!!!!
最後に聞こえたのは、その言葉・・・。
それを聞いたあと、私は、意識を手放した。
〜あとがき〜
・・・・・。 ・・・・・。 ・・・・・。
・・・・・なんなんでしょう、これは・・・。
自分でも分かりません。
ってことで、 ノーコメント。 です。