…今日は私の誕生日です。私もついに16歳になりました。
なのによ!!!一つ年下の彼氏は部活で忙しいらしくて…
誕生日が祭日だっていうのに会えなかったのよ!!!!!
あぁ、でもやっぱり…テニスに一生懸命なアイツが好きなんです…。
「でもそれって仕方がないじゃない。」
「むー…。」
友達が祝ってくれるって言うことで友達の家に行ったの。
お菓子とかケーキとかが並べてあって、いっぱいおしゃべりした。
私は青学の中等部を卒業して別の高校にすすんだけどはそのまま高等部にすすんだ。
だから青学の情報はから集めるわけで…
「手塚君、今大会に向けて忙しいんだから…それを承知で付き合ってるんでしょ?」
「そーなんだけどさー…。」
それは御尤もです!分かってるんだよ?国光も部長として忙しいんだって。
私だって生徒会やってて人をまとめる事がどれだけ大変か知ってるつもりだし。
だからね、別に会えなくても耐えられないわけじゃないんだよ?
実際にいつでも会えるわけだしね。でもさ、いくら国光でも…
「誕生日くらいメールくれてもいいジャンかッ!!!」
「…何?欲しいのはメールなの?」
だってね?あの国光がよ?メールくれでもしたら泣いて喜ぶわよ?
機械苦手だから『おめでとう』の5文字でも良いのよ?
それくらいはしてくれてもいいと思わない?
「でも手塚君、電話はしてもメールはしなさそう…」
「実際そうなのよ!」
電話でも良いのよ!国光の声が聞けるんだから文句はないわよ!
ようは『おめでとう』の一言が欲しいの!ただそれだけ!
「…そこまで言うなら、会いに行けば?」
「………へ?」
君、君は今何と言ったかね?
「だからそこまで言うんなら会いに行けばいいじゃない。躊躇う必要があるの?」
「…でも国光は今部活中ジャン…」
…どんなに会いたくてもテニスをしてる国光の邪魔はしたくないの。
勉強の邪魔ならするけど。(←これもどうだろ)
「部活が終わる頃に青学に行けばいいじゃない。卒業生ならいたっておかしくはないし。」
「…行って…みよっかなぁ…」
…やばい…めちゃめちゃ行きたい…会いたいよ…
…決めたッ!…
国光に会いに行く!!!!!
私の親愛なる友人、天宮さんに捧げます。
長くなりそうなんで分けました…天宮さん、もう少し待ってね…。