世界に鍼灸アピール
国際内科学会議で鍼灸デモンストレーション
自ら体験し効果に満足
 日本鍼灸マッサージ新聞 02.6.10.  
 世界各国の内科医に鍼灸をアピール。北里研究所東洋医学総合研究所の研究チームが第26回国際内科学会議で鍼灸治療のデモンストレーションを行い、日本の鍼灸治療を紹介した。同会議は5月26日から30日まで国立京都国際会館(京都市左京区)で開催され、54カ国から2800人以上が参加、開会式には天皇、皇后両陛下も出席された。
 鍼灸デモンストレーションは石野尚吾診療部門長の実技を中心に、3日間計7回実施された。「痛い所ではなく、遠く離れたツボに鍼を打つ」「日本では鍼管を使って細い鍼を刺入するのが特徴」といった解説後、脈診に基づき置鍼、灸頭鍼、皮内鍼、小児鍼などで体調を整える治療や、通電を利用して歯痛を軽減する治療などを披露。初めて鍼治療を目にする外国人医師たちが熱心に見学した(写真上)。
 また、後縦靭帯骨化症と腕のしびれで悩むエジプト人医師がモデルを志願(写真下)。「鍼を刺しても痛くないし、違和感を感じない」と感想を述べ、満足の様子だった。日本で独自に発達した痛みの伴わない鍼治療の素晴らしさを、世界に知らす絶好の機会になったようだ。
 国際的な西洋医の学会で鍼灸治療が取り上げられるのは珍しく、今後どのような位置付けがなされるのか注目される。ほかにも漢方や代替医療に関するシンポジウム、セミナーが行われた同会議は、西洋医学の医師たちの間でも鍼灸や代替医療に寄せられる関心が高まっていることをうかがわせた。

実技見学の写真

実技体験の写真

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