不妊症に鍼灸が効果大
   


明生鍼灸院がトヨタ不妊センターと共同研究
3回の高度生殖医療より半年の鍼灸治療
不妊症女性たちに朗報

日本鍼灸マッサージ新聞 02.01.10.



 明生鍼灸院(名古屋市・鈴木裕明院長)と竹内病院トヨタ不妊センター(愛知県豊田市)との共同研究で、鍼灸治療が不妊症に対して大きな効果があることが明らかになつた。不妊症に対する鍼灸治療効果をまとまった症例数に基づいた科学的データによる検証は初めて。同研究は今年6月に茨城県つくば市で開催される全日本鍼灸学会学術大会で発表される予定。
 明生鍼灸院とトヨタ不妊センターによる研究は、体外受精など高度生殖医療を3回以上受けても妊娠できない平均年齢34・7歳の女性57人を対象としたもので、対象者たちは子宮内膜が薄いことが不妊の原因と推定されている。
 この対象者たちに半年以上鍼灸治療を継続した結果、31人の子宮内膜が妊娠への一定基準とされる厚さ6_以上に改善した。このうち14人が自身の冷凍保存された胚を移植することで妊娠した。これは鍼灸治療が子宮の血流を活性化させ、内膜改善につながつた可能性があるとされている。
 高度生殖医療による妊娠率は20〜30%で、これを3回受けた後の妊娠率は極端に低下するとされている。また、これらの生殖医療は経済的負担も大きく、今回の共同研究で鍼灸治療が不妊症に著しい効果があると確認されたことは、不妊症に悩む女性たちにとつて朗報となる。