短時間治療でクイックに対抗
臨床家や教員に『鍼灸手技の臨床実技講座』
鍼通電療法などを実体験
日本鍼灸マッサージ新聞 0112.10.
鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、関係学校の教員などを対象に筑波技術短期大学(茨城県つくば市)が11月18日、公開講座『鍼灸手技の臨床実技講座』を開いた。同大鍼灸学科の研究成果に基づく低周波鍼通電療法の実技指導が中心に行われ、参加者たちはさらなる技術・資質の向上を目指した。
生体機能を活用する治療法としての鍼通電療法を解説した森英俊助教授は、続いて神経パルスを実技指導。坐骨神経をとりまく血管を拡張させ血流循環を促進する坐骨神経パルスを、参加者たちは互いに被験者となって試みた。森助教授は、「鍼通電療法はとても気持ちがよく、これまでの実験で5分間の通電でも血流改善など効果が現れる。10分間マッサージに対抗するため、今後は根拠のある短時間の治療法を確立していきたい」と述べた。
午後からは野口栄太郎助教授が、十字靭帯の引き出しテスト、半月板のマクマレーテスト、アプレーテスト、など整形外科テスト法の紹介と十字靭帯に対する通電法など膝疾患に関すろ講義と実技を行った。靭帯パルスは圧痛点への局所治療と説明したうえで、「靭帯に沿うように水平に、ちょうど靭帯の上に鍼を置くくという感じで刺鍼する」とアドバスされた。また、膝関節包上方の通電は水腫に有効であるとした。
患者側の立場になり低周波鍼通電療法を自身の身体で体験したことは、参加者のこれからの治療に好影響を与えるだろう。