高齢者の約7割が代替医療を
83%が『効果ある』

日本鍼灸マッサージ新聞 02.05.10.
 西洋医学の医師による処方薬以外に、鍼やマッサージ、漢方などの代替医療を受けている高齢者が日本で7割、米国で5、6割いることが、日米の共同研究からわかった。
 東京都老人総合研究所と米国・セントルイス大医学部老年科のグループが、60歳以上の外来患者約300人ずつにアンケート調査を行った。その結果、日本では74%、米国では白人61%、アフリカ系47%が、1年間に医師の処方以外の代替医療を利用したという。日本の場合、「食生活の改善」が60%と最多で、「漢方・薬草」22%、「マッサージ」19%、「指圧」10%、「健康食品」「鍼」が各7%。
 また、これら代替医療に「効果がある」と答えた患者は日本で83%、米国で89%にも達した。他方、医師の処方について「効果がある」と思っているのは米国82%、日本では54%であり、慢性疾患をもつ高齢患者は西洋医学だけでは限界があると感じているようだ。
 代替医療を受ける理由は「健康全般のため」「腰痛や関節炎」が多く、日本では「糖尿病」「頭痛」「胃腸の不調」なども挙げられた。
 同調査から日米両国では代替医療を利用する高齢者が多いだけでなく、その効果にも期待が寄せられていることが明らかになった。自然治癒力を高める代替医療はもはや高齢者に欠かせないものであり、今後さらにニーズに応えていく必要があるだろう

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