家康と愉快な仲間たち「3だよ3! それは小さな変化」編
正信「殿、3になっての一番の驚きどころ! といえば?」
家康「は? いきなりだなあ……ふ〜む、やはり氏康公の参戦かのう」
正信「わし、いや私、私。若返ったのですぞ!!」
家康「えええ〜、そこ? というか若返ったか?」
正信「若返りました」
家康「そうか? どうだったっけな……ううむ……というか、お前いたっけ?」
正信「なんと! 私はいつだって殿と一緒にいますってば」
家康「心の中に」
正信「現実に!! ひどいですなあ……じゃなかったひどいや、殿」
家康「どうでもよいが……その口調もそのせいか?」
正信「そうです。これからは若正信でいきますぞっ
……官兵衛殿のように」
家康「ああ、羨ましかったのか」
正信「う……」
家康「……無理するなよ正信」
正信「……くぅっ」
家康と愉快な仲間たち「四天王知ってんのう(恥)」編
正信「まあ、わしはともかく、徳川家の家中からの新しい無双武将
もう一人ぐらいいてもよかったのに、とは思いませぬか?」
家康「そうだなあ……豊臣家関係は大勢増えてるし、少々うらやましくはある」
正信「加藤殿や福島殿は、モブの頃からそれなりに目立ってましたからなあ
やはり目立つ方でないと」
家康「忠勝以外の四天王あたりなんとか……忠次とか」
正信「え〜? 酒井どのではジジ、いや地味すぎませんか」
家康「言い換えてもどっちみち失礼だからの」
正信「すいません」
家康「忠次は地味ではない、地味だというなら貴様がなんとかプロデュースするのだ!」
正信「えええ〜そういわれましても……う〜む……
……半蔵、半蔵はおるか〜」
半蔵「……参上……」
家康「ほう、半蔵に頼んで、忠次の説話を世に広めるのか」
正信「いえ、長く無双武将をやっておる者に、あどばいすをいただけたらと思いまして」
半蔵「……悩……」
家康「……無理させるなよ正信」
家康と愉快な仲間たち 「酒井さん」編
忠次「殿!!」(引きずってる)
正信「はほふ、失礼します」(引きずられてる)
家康「げっ」
忠次「いい加減にしてくだされ!
殿の命令というから何かと思えば、必殺技とか若返れとかキャラがどうとか、
ばかげた話ばかりを」
家康「あ〜それは……」
忠次「『あー』ではありませんぞ、2人そろってやることがそれですか!
といっとるんです」
家康「……はい、そのとおりで」
忠次「認めてどうするんですか!!」
家康「(うわあ)」
忠次「わしは殿が、殿がですな、泰平の世を築くにふさわしい器をそなえた主であると信じています。であるからこそ行いひとうひとつに思慮をもち行動すべきだと申し上げているのです。そもそも最近の風潮は軽薄な……いや、このようなことを言えばまた年寄りの繰言がと思われるのも、わしにとて若い時代もありわからんではないですが、このような家臣の言一つをとってしても、たんに愚痴で終わらせずその真意を汲み取り持って、人心を動かし統率するというのも王者としてふさわしい行いの一つといえるでしょうからな。そもそも、他家がどうであれ、それを自身の鏡とするならともかく安易に流されるとは何事ですか。その行動一つをとっても家臣の動揺の種ともならぬと限りませんぞ。第一若返れとはなんですか、若返れとは、わしはこう見えてもまだまだ若いものには負けるつもりは、くどくどくど……」
正信「(なるほど、説教おやじというキャラですな)」
家康「(正信、おまえが〜……)」
忠次「聞いとるんですか!」
もどる