日常会話
幸村、兼続、三成。
赤白……ピンク……?
並んで座って、珍しくのんびりゆっくり空を眺め
「きょう〜はい〜い〜日〜だ。釣り日和だな!」
節をつけて、兼続の大きな声
「ほう?釣りが趣味だったとは初耳だな」
「いや?やったことないが」
「じゃあ何だ」
「いい天気だからだ!
釣りをするなら気持ちがいいだろうなと思ったのだ」
「全くですね〜、のんびりするのに良い陽気ですね。」
珍しくのほん、と幸村。
「そうだろう、そうだろう!!三枚に下ろすのなら出来るぞ!!」
「ん?話が飛んだな……」
考え込む、残り2人
「はっ、俺たちに釣って来いということか!」
「おお!流石三成殿!私は思いつきませんでしたぞ」
「いやなに」
照れる三成
「我が刃(注、包丁)の冴え見せてくれよう!」
張り切る兼続に、だが幸村は暗い表情を見せる
「し、しかし兼続殿……私は……私は、反対です!」
「何故だ!!幸村」
「釣りたてなら、やはり丸焼きでしょう!!」
「な、なんと!!」
「……どっちでもいいわい……」
並んで座って、ゆっくりと
眺める空に鳥の群れが横切った
おわり もどる
幸村は川魚、兼続は海の魚を想定