三成「待っ……待て!! 貴様、何をする気だ!?」
兼続「ふっ、お前が甘いのだ……」
三成「や、やめろぉぉぉ!!!!」




  がらっ


兼続「これで、132勝126敗ぃ!
   ここのところ私の連勝だな!!」
三成「くっ、あとちょっとで本拠地帰還だったのに!!」
左近「おはようございます……何やってんですか、あんた方は?」
兼続「双六だ」
左近「……一晩中ですか?」
三成「うぅっ……左近〜」
兼続「精進が足りんな、三成!
   では私は気分良く仕事でもしてくるか!!」
三成「くっ、くっそお!!」
左近「今から仕事ですか、元気ですなあ……あの方は
   あ、殿もこれから仕事ですけどね」
三成「何故だ!どこで計算を間違えたのだ!!」
左近「…………まあ左近も鬼ではないので、半刻ぐらいは休んでかまいませんけど」
三成「(ぶつぶつぶつぶつ)」
左近「というか休んでください殿!」






  「と、いうことが続いてまして」
  「はあ……」
  「お願いできませんかねえ……」
  「……仕方、ありません……」






幸村「あ、『全国行脚』です」
兼続「なにぃ、またか!?」
三成「しまった!兼続に領地奪取しかけたりなぞするべきではなかった!」
兼続「だったらまたやるな!」
三成「今一番持ってるのはお前だろう!
   それに……それに他に手がないのだ!」
兼続「げっ、天変地異……ああっ!?」
幸村「いち、にの……これで10000両溜まりましたね」
兼続「な、何故だ!?」
三成「さ、最下位だとぉ……!?」
幸村「ふあ〜……もう眠いですし、今日はこれまでです」

兼続「じゅ、10連敗……(がくっ)」
三成「ふ……ふっ、流石だ、幸村!!(涙目)」






おわり   もどる